出典
注目されているのは、中学生の山下三段が藤井七冠に次ぐ史上6人目の中学生棋士になれるかどうか。
現在の山下三段のスコアは12勝4敗で暫定3位。
14勝2敗とトップの宮嶋三段はすでに四段昇格が確定している。
残るは1枠。
可能性があるのは山下三段と上野三段のみ。
13勝3敗と暫定2位の上野三段はかなり有利な立場にいる。
自身が1勝以上でもすれば昇段は確定。2連敗しても上野三段が2連勝しない限りは他力での昇段が可能だ。
山下三段は相当厳しい。
自力での昇段がないからだ。
自身が2連勝しても上野三段が2連敗しない限りは昇段できない。
つまり、2連勝しても昇段できない可能性が高いということだ。厳しすぎる。
三段リーグで14勝して昇段できないのはかなりまれだ。
ちなみに藤井七冠は三段リーグを13勝5敗のスコアで抜けている。
繰り返しになるが、山下三段が今期中学生棋士になれるかは相当厳しい。
だが全く可能性がないわけではないので、頑張ってもらいたい。
また今期がだめでも、来期の三段リーグを抜ければ中学生棋士になれるチャンスはまだあるので史上6人目の中学生棋士が誕生するかは時間の問題なのかもしれない。
<まとめ> 昇段条件
山下三段
自身が2連勝して上野三段が2連敗するという他力昇段のみ。
上野三段
自身が1勝以上すれば自力での昇段確定。
自身が2連敗しても山下三段が1敗でもすれば他力昇段の可能性がある。
追記 9月9日
北〕第73回奨励会三段リーグ最終日。上野裕寿三段が1局目に勝ち、14勝目で2位以内を確定させ、四段昇段を決めました。山下数毅三段(写真)も勝ちましたが、藤井聡太名人以来7年ぶり6人目の中学生棋士誕生は来期の最終機会に持ち越されました。次点は確定です。[写真提供・日本将棋連盟] pic.twitter.com/nURxCQkBTd
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) 2023年9月9日
山下三段惜しくも昇段ならず。
13勝5敗で次点は厳しいな。藤井七冠も三段リーグを突破した時の成績は13勝5敗だった。
中学生棋士になれるチャンスは来期がラスト。来期もぜひ頑張ってもらいたい。