引きこもりはいけないのか
どうも、ぼっち低等遊民です。
今回は、引きこもりはいけないのかについて解説していきたいと思います。
結論から言うと、ケースバイケースだと思っています。
引きこもりの定義
学校や仕事に行かず、家族以外との交流がほとんどなく、自宅に6か月以上引きこもりつづけている状態のことを、厚生労働省は引きこもりと定義しています。
引きこもりになる原因
学校や会社での対人関係によるストレスが大きな理由を占めています。かくいうわたしも、会社での人間関係がうまくいかず、1か月で退職してしまったことがあります。
引きこもりに対する世間の声
まずは、引きこもりが起こした事件を紹介。
先月発生した長野での立てこもり事件。
犯人は、市議会議長の長男で事件を引き起こすまで仕事もせず部屋に引きこもりがちの生活を送っていたそうです。
有名な凶悪事件、東京埼玉連続少女誘拐殺人事件の犯人、宮崎勤も事件当時定職に就かず、実家の子供部屋で引きこもりがちの生活を送っていて、たくさんのアダルトビデオを所有していたとのことです。
約40年間実家の子供部屋で、引きこもりがちの生活を送っていた60歳の男が、同居していた80代の両親を殺害した事件がありました。
このような引きこもりによる凶悪事件が多いので、引きこもりは犯罪者予備軍だとの声がネットに多く書き込まれています。
その他に、だらしない。親に寄生している。ちゃんと自立しろ。働けなどの声があります。
自分は全く働かず、親に生活費を出してもらっているのであれば、できる限り早くバイトなどを始めてせめて自分の分の生活費ぐらいは稼げるようになった方がいいでしょう。
では、同じ引きこもりでも自分の生活費はちゃんと稼いで暮らしているというのはどうでしょうか。
そんな生活を送っている人たちを紹介していきましょう。
大原篇理さん
年収90万円で東京ハッピーライフという著書を出されていて、週2日単発の仕事をして、残りの5日は休日で自由に好きなように暮らされている方です。
普通は、週5日働いて残りの2日は休みというのが常識ですが、まさかのリバース。
単発の仕事は介護の仕事をしていて、日給が9000円。なので、月に約7万5000円稼いで暮らしています。
年収に換算して約90万円。
平均年収からするとむちゃくちゃ貧困になりますが、大原さん本人は幸せに暮らしているとのこと。
趣味は読書と散歩で、趣味にお金をかける必要はなく、質素倹約な生活を送っているので、あまり働く必要がないとのこと。
多摩にある格安のアパートに暮らしています。家賃は破格の2万8000円とのこと。
元々仕事をしてもうまくいかず、怒られてばかりで自分は労働に向いていないと思っていた大原さんは、なるべく働かなくても暮らせるにはどうしたらいいのかを考えて今の生活に行きついたとのこと。
大原さんの主張としては、人によって何がベストな生き方は異なるので、自分の気持ちや考え方に素直に従ってみるのが良いとのこと。
働くのに向いていて、やりがいやもっとお金を稼ぎたいというモチベーションのある人はたくさん働けばいい。
自分は労働に向いていないなという方は、大原さんの生きかたが参考になるかも。私自身も参考にしています。
いしいあらたさん
山奥ニートやってますの著書を出されています。
いしいさんも、大原さんと同様バイトをしてもうまくいかず、引きこもりがちの生活を送っていました。
和歌山県の山奥にある古い校舎に、ニート仲間数名と暮らすようになってから、毎日楽しく暮らしてるとのことです。
いしいさんは、引きこもる場所が子供部屋から山奥に変わっただけだと言っています。
山奥には、単発の仕事が多いそうで、梅きり、キャンプ場や旅館などの手伝い、草刈などをして生活費を稼いでいます。
必要な生活費は、毎月約2万とのこと。年収だと24万。大原さんの年収90万円でも驚きなのに、さらにその3分の1で生活しているとは。
古い校舎はもう使われていなかったので、家賃はただ。大原さんもそうですが、生活費を安く抑えるには、家賃をどこまで削れるかがポイントみたいですね。
吉田克也さん
小屋暮らしのパイオニアとして有名な方です。
高校卒業後就職した会社でうまくいかず退職。千葉県の九十九里浜で小さな小屋を建てて生活を送ってきました。
小屋は自作で、家賃はタダ。
毎月かかる生活費はおよそ4万円で、ブログやユーチューブ、単発の仕事で得たお金で賄っているそうです。
吉田さんは、自作で小屋を作れるほど建築の知識が豊富で、小屋暮らしの生活を送りたいという人は、建築の知識を身に着ける必要があるかもしれません。
phaさん
ニートの歩き方という著書を出されています。
京大出身と超がつく秀才の方ですが、会社勤めはうまくいかなかったみたいです。
会社を退職したのちに、ブログなどで収益を稼いで暮らしているそうです。
年収は100万とのこと。
なんとか死なずにギリギリでやっていけているので、会社勤めをしていた頃よりかは幸せだと、pha氏本人は満足しているそうです。
pha氏の記事を参考にして書いた記事。
以上のように、引きこもりがちの生活を送っていても、自分の生活費はしっかり稼いで暮らしている方はいます。
自分の生活費はしっかり払っているのであれば、引きこもりがちの生活を送っていても問題は無いのではないかと、私は考えています。