日テレ版ドラえもん
ドラえもんを知らない人は日本にはいないだろう。超国民的アニメである。
漫画は1969年に連載が開始。アポロ11号が人類ではじめて月面着陸した年だ。
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アニメはテレ朝で1979年にスタート。
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まあ、誰でも知っているような当たり前の事実を書き出してみたが、実はテレ朝よりも前に1973年に日テレでアニメが放送されていたことをご存知だろうか。
今からちょうど50年前か。
まあ、最近はユーチューブなどで日テレ版のことを紹介している動画が増えているから、知っている人は知っているかもしれない。
日テレ版のドラえもんの声優
初代 富田耕生
2代目 野沢雅子
厳密にいうと、ドラえもんの初代声優は大山のぶ代ではなく、バカボンのパパなのだ。
( ´艸`)
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2代目の野沢雅子は、現在では悟空のイメージが強いが、その前は怪物君だろう。初代鬼太郎もやっている。
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日テレ版のビデオまたはDVDは販売されていない。
VHSのビデオデッキが登場したのは1976年からで、当時は非常に高価なものであった。
80年代後半にかなり安くなり一般の人でも手に入るようになった。
オープニングやエンディング映像はユーチューブ上で視聴可能である。だが、本編のフィルム映像はいまだユーチューブで公開されていない。
当時の視聴者の誰かが録画していたものをアップしてくれればいいのだが、さっきも書いたようにVHSのビデオデッキ自体が登場しておらず、1964年に家庭用で初めてテレビ映像が録画できるオーブンリール式の小型のビデオデッキが登場していて、録画をするにはそれを使うしかなかった。だが非常に高価なものなので、よほどの金持ちでなければ録画はできなかった。なので録画したものはごく少数だろうから、期待はできないだろう。
そのことを踏まえると、今まで当たり前に思っていた、全自動で録画してくれる機能の付いた現在のテレビは本当にすごい進化だったんだなと思った。
ちなみに同じ年代に放送されていて、同じく長い間お蔵入り状態だったチャージマン研は、以前ユーチューブ上で違法にアップロードされていて、ついに公式が全話無料で公開した。
違法アップロードしたのは、岡田斗司夫の友人の漫画家とのこと。
日テレ版も誰かが流出させてほしい。
ルパン三世第1シリーズもほぼ同じ年代か。こちらは、再放送で人気を博し第2シリーズの制作が決定。ビデオやDVD化されている。
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2023年5月現在、アマゾンプライムビデオにて、アニメルパン三世第1シリーズから第6シリーズまで見放題。
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日テレ版も定期的に再放送されていたみたい。また第2作が放送されていた時も再放送されていたらしい。
テレ朝関係者がせっかくテレ朝で新作が始まったのに、子供たちに日テレの旧作と混同されるのはまずいから、小学館に頼んで日テレ版の再放送をやめてもらったそうだ。
つまり、テレ朝側が日テレ版を完全封印したのだ。まるでなかったかのように。
ウェキペディアによると、アニメ全話分のフィルムは現存していて、富山スタジオに行けば、アニメ全話視聴可能とのことである。まあ、ルパンもチャー研も全話残っていたのだから、日テレ版のみ残っていないのはおかしいだろう。
ニコニコ大百科によれば、序盤視聴率は、裏番組のマジンガーzによって苦戦したそうだが、てこ入れなどで視聴率は回復し、2クールだった放送予定期間の延長も視野に入っていたが、アニメ会社の自主的な倒産により放送終了。視聴率低迷による打ち切りではなかったそうだ。
日本テレビ動画社長新倉正美氏の失踪。
3クール目の延長が視野に入っていた時に、社長の新倉氏が失踪。理由は不明。
会社に多額の資金を出資していた人物が後を継いだものの、アニメ経営に無関心で会社の解散を決定。
会社自体が消滅し、アニメの制作をしていた下請けに払うお金がなく、放送終了が決まる。だが、突然終了して放送に穴をあけるわけにもいかないので、制作主任だった真佐美ジュン氏は日テレ側から当初の放送予定期間だった2クール目までは絶対に続けろといわれ、下請けと交渉。なんとか2クール目の最終話にまでこぎつけた。
だが、そのときの給料を下請けに払うお金は会社にはなく、真佐美氏によるといまだに支払っていないとのこと。
同氏は、日本テレビ動画に入社する前に、手塚プロで手塚作品のアニメ制作に携わっており、手塚治虫の助手を務めたことがあるかなり優秀な演出家。
だが、日テレ版放送終了後、下請けとの間で発生した不払いの問題の責任を取りアニメ界から姿を消す。
まあ、責任があるのは真佐美氏ではなく、突然失踪した新倉氏や、そのあとを継いで社長になったが、日テレ版がまだ終わっていないにも関わらず、突然会社の解散を決定した人物に原因があるだろう。少なくとも日テレ版が2クール目の終了を迎えるまでは、社長として下請けに払うお金を工面すべきだった。
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この記事の参考元 ウェキペディア 岡田斗司夫チャンネル ニコニコ大百科、
ゆっくりドラチャンネル 日テレ版ドラえもんの真実など。
あとがきみたいな感じの記事