ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 MENU

小説家と道徳

夏目漱石島崎藤村太宰治
日本を代表する近代の小説家たちだ。彼らは、国語の教科書などで偉人として扱われている。
小説家として偉大な功績を残したのだから、当り前だろうと大半の人はそう思うかもしれない。
確かに、彼らは素晴らしい文豪である。だが、人間性まで立派だったかというと...。

夏目漱石は、奥さんや子供に対して暴力をふるっていた。今でいうDVであり立派な犯罪である。だが、明治時代は法律で罰せられることはなく、男尊女卑が当たり前の時代で、旦那が女房に暴力をふるうのはめずらしくなかった。また、父親が子供に暴力をふるうことも。

島崎藤村は、自分の姪と関係を持ったことで知られる。藤村は関係が明るみになる前に、フランス留学と称して姪と子供たちを残して勝手に逃亡。
3年たって帰国したのちに、姪と関係を持ったことを新生という小説で告白してしまう。
その結果、姪は日本にいられなくなってしまい、台湾の親戚のもとへのがれざるをえなくなってしまった。
どこまでも自分勝手な藤村。姪がかわいそすぎる。

太宰治
彼の破天荒な人生は、よく知られている。
二度の自殺未遂、麻薬中毒、そして玉川上水での心中。家族や親戚に迷惑ばかりかけていて、二人の女性を道連れにして殺している。

彼らは、小説家としては立派だったが、道徳的に立派な人間だったとはいえないだろう。