辛かった面接について

１９歳の時、刑務官の試験を受けたことがある。公務員試験。

１次と２次があり、1次がペーパーテストで、2次が体力検査と面接。

1次は余裕で通ったが、2次が地獄だった。

体力検査では、立ち幅跳びがうまくできず、さらに面接が地獄だった。

この会場までどうやって来たの

父に車で送ってもらったとはいえない。

電車できました。

最寄り駅は。

知らない。驚かれるかもしれないが当時のわたしは電車に乗ったことがなく、最寄りが公津の杜や成田駅などということを知らなかった。

千葉駅。馬鹿な回答をしてしまった。

あなたの住所は富里市ですよね。突っ込まれた。

面接官の初老の男性から終始軽蔑された視線を受けて面接は終わった。

勿論結果は不合格。

自宅に帰ったら、ヒカルの碁の漫画やアニメをみて現実から逃避した。