公開年 1978年
ブルースリーといえば、燃えよドラゴンが有名で、この作品の知名度はあまり低いかもしれない。
ドラゴンへの道公開後、死亡遊戯の撮影に取り組んでいたリーだが、ハリウッド映画燃えよドラゴンの撮影のために一旦中断。
燃えよドラゴン完成後、リーが急死してしまったため未完の作品になっていた。
そこでリーの過去の映像や、そっくりさんを利用して編集し無理やり完成させた。
芸能人を食い物にするシンジゲートの組織から自分の恋人を守るために、自分の死を偽装して組織にやとわれている格闘家たちと戦っていくお話。
ストーリー自体は陳腐。
偽物だが、ボブウォールとの格闘シーンはかっこよかった。
ラスト10分で未完のフィルムに残されていた本物のリーが登場。ジムハキムという巨人との死闘がこの映画のハイライト。
格闘家を一人ずつ倒して上の階に上るというのは、この映画が元祖アイデアなのか。
結局この映画は、ラスト10分の映像以外ただの継ぎ足しにすぎないのだ。