phaさんのnoteの記事で駄目人間の系譜という記事を読んだ。
この記事でphaさんによると、自分より上の世代でニートという言葉がまだない頃に、ニートと同義語の言葉として、ヒッピーやフーテンという言葉がよく使われていたと主張している。
フーテンという言葉は、渥美清の寅さんを連想させる。ヒッピーという言葉もなんとなく聞いたことがある。どちらも真面目な社会人生活を送っていない者を表す言葉で、いわれてみれば、ニートとほぼ似た意味の言葉だ。
ヒッピーは1960年代にアメリカ合衆国で流行った言葉で、既存の社会体制や価値観を否定したり、特異的な恰好をしている者のこと。ベトナム戦争の長期化を懸念して、反戦運動を起こした若者もヒッピーと呼ばれる。
フーテンも60年代に流行った言葉で、まともに就職せず怪しい身なりをしている者のこと。ヒッピーとほぼ同じ意味か。
他に、同じ意味でプータローや風来坊、寝太郎といった言葉もある。
現在は当時に比べて、まともに働かない者への風当たりが弱くなっている。いや、むしろpha氏のように賞賛されている者も出てきている。
ブラック企業の存在がマスメディアなどによってクローズアップされ、パワハラ、セクハラ、過労死の問題が多く取り上げられるようになったからか。
また、麻生太郎氏のまともな老後を送るためには、2000万貯金しないといけないという発言が物議をかもしたことがあった。まともに働いて年金をしっかり収めても仕方がないと大半の人が思うようになってしまった。
やはり国民年金の毎月の金額は高すぎる。
アサカワズというラジオで、働いたら負けは本当だったのかという回があり、昔と比べて真面目な社会人に対する待遇がどんどん悪くなっていると語っていた。
以前書いた記事。まともに働いていない者たちで、社会的に駄目人間のはずなのに全員マスメディアなどで取り上げられていて、視聴者から肯定的な意見が多く脚光を浴びている。一昔前まではやはり考えられないのかもしれない。
まあ、彼らは親のすねをかじっているわけでなく、誰かに迷惑をかけているわけでなく、ちゃんと自分で収入を得て自立して生活しているが。
最後に、こちらはnoteで書いた補足の記事。